9連勝~2部初優勝決定!!~

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みなさんこんにちは。東洋学園大学硬式野球部です(^^)/♪

昨日、5月22日(日)に東京学芸大学との春季リーグ戦第9戦が行われましたので、振り返っていきます。

前日の大雨の影響もあり、試合開催が危ぶまれましたが、早朝からのグラウンド整備もあり第1試合のみですが行うことができました。9時30分試合開始予定でしたが、13時試合開始となりました。先攻は東京学芸大学、後攻は東洋学園大学です。

1回表、東洋学園大学のマウンドには、エースの4年池田が上がります。1アウトからフォアボールで出塁を許し、3番バッターにライト前ヒットを打たれるものの、この日ライトに入った3年矢野が矢のような送球で3塁封殺。相手のチャンスの芽を摘み取ります。先発の池田は仲間の好プレーに背中を押されると、続く4番バッターをフライアウトに打ち取り、初回を無失点で切り抜けます。この回、エンジン全開の池田が投げ込んだストレートは、自己最速の147km/hを記録しました。

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※8回無失点の好投を見せた池田

1回裏、好プレー直後の流れを生かしたいものの、相手投手も1部を経験したエースであり、チャンスを生かせなかった後の投球を心得ているため、テンポ良く厳しいコースに投げ込まれ、いつもの打撃をさせてもらえず三者凡退となってしまいました。

そこからはお互いに投手力の勝負となっていきます。

4回裏、2死から5番の4年中村、6番の3年厚美が連打でチャンスを作り、得点圏打率が4割を超える7番の3年清水を迎えますが、一つギアを上げた相手投手の球を捉えきれず得点を奪えませんでした。

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※レフト前ヒットを打つ中村

直後の5回表、先頭の7番バッターにフォアボールを与えてしまうと、犠打と暴投、フォアボールが絡み2死2・3塁のピンチを招いてしまいます。ここで気合を入れ直した池田は、2番バッターをレフトフライに打ち取り得点を与えません。

5回裏、お互いにチャンスを生かせない苦しい流れの中、8番の3年吉越がライト前ヒットで出塁すると、9番の2年齋藤がきっちりと送りバントを決めて1死2塁のチャンスを作ります。しかし、後続が続かずこの回も無得点となります。

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※ライト前ヒットを打つ吉越

ここでグラウンド整備を行い、試合の流れにワンクッション挟みます。

6回表、2死から5番バッターにセンター頭上を越えるエンタイトルツーベースヒットを打たれ2死2塁のピンチとなりますが、続く6番バッターをストレートで押し切り得点を与えません。

7回表、ここから試合が徐々に動き始めます。先頭の7番バッターにヒットを打たれると、フィルダースチョイスと送りバントで1死2・3塁のピンチとなります。ここで1番バッターを迎えエースと相手キャプテンの一騎打ちとなります。ストライクを全て振ってくるバッターに対して投じた9球目、一二塁間に転がる打球をセカンド恩田が上手く捌き、冷静にバックホーム送球すると、スタートを切っていた3塁ランナーをホームで刺して得点させません。さらに2死1・3塁とピンチが続くものの、続く2番バッターもセカンドゴロに打ち取り無失点でこの回を切り抜けます。

8回表、先頭の3番バッターにフォアボールを与え出塁を許すと、送りバントを決められて1死2塁のピンチを迎えます。ここで5番バッターにライト前ヒットを打たれてしまいますが、初回に引き続きライトの矢野が好返球を見せ、相手ランナーを3塁ベースに釘付けにします。それでも1死1・3塁の大ピンチとなりますが、ここでエース池田が意地を見せて、6番バッターと7番バッターを連続三振に切って取り、3イニング連続でのピンチを切り抜けます。

8回裏、なんとかエースの好投に報いたい打撃陣にも喝が入ります。3番の3年岑地が相手のエラーで出塁すると、4番の3年長澤がスリーバントを決めてチャンスを作ります。さらにボークとフォアボールが重なり、1死1・3塁のチャンスとなります。この場面で6番厚美が打席に入ります。この試合2安打とタイミングの合っている厚美に、この日一番の歓声が送られてベンチとスタンドのボルテージが高まります。相手投手が投じた111球目、外角低めの難しい球にも関わらず、きっちりとスクイズを決めて切望した先制点を奪い取ります。

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※生還してグータッチを交わす岑地と清水

9回表、先発の池田に代わって4年の兵頭がマウンドに上がります。先頭の8番バッターをファーストゴロに打ち取ると、続く9番バッターを空振り三振、さらに1番バッターも最速140km/h台のストレートで押し切り空振り三振。1対0でゲームセット。初の2部優勝が決定します。

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※2セーブ目を挙げた兵頭

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※優勝を決めてマウンドに集まる選手たち

2部に上がってから8年の月日を経て、ずっと目標に掲げていた2部優勝のタイトルを得ることができました。次は1部昇格を達成すべく入替戦に臨むことになります。最大限の準備をし、持てる力を全て発揮できるよう挑戦者としての心を忘れず戦っていきます。

引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

優勝後のサービスショットとして、いくつか写真をアップします。

まずは中村の笑顔です。昨季、優勝の懸かった大一番で最後のバッターとして今までにない悔しさを経験しました。その借りを返すべく臨んだ今季は、前回負けた東京都立大学との第1戦で2安打1打点の活躍を見せ、ここまでチームトップの11四死球を選び高い出塁率を誇っています。

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※笑顔の中村

もう一つ、勝てて涙を流す清水に声をかける4年松原です。清水も3年生でキャッチャーというポジションで大きな責任を背負って戦ってきた分、やっと一息つけたのがわかります。お疲れ様。すぐに人一倍入替戦の準備に労力を割くことになりますが...。

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※清水、中村、松原

また、松原は控え野手として、大学で初ホームランを今季打っただけでなく、主務としてチームの裏方としても支えてくれました。こういった気を配れる選手がいるからこそ、上級生と下級生関係なく野球に打ち込める環境があります。本当にチームには無くてはならないメンバーです。ありがとう。

そしていつも応援に来てくれて写真も提供してくれている職員さんです。大学関係者の支えもあって戦えています。いつもありがとうございます。

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※人気の職員Mさん

その他にもたくさんの部員や関係者の方々がいて、ひとり一人を紹介したいところですが、今回はここまでです。次の試合は今週末の5月28日(土)高千穂大学との最終戦です。新たなメンバーを紹介できるよう活躍に期待したいと思います。それではまた来週(^^)/~

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※全員集合写真